毎年のことですが、試験終了後は、問題用紙を持って帰れて、あらかじめ問題の正しいと思った選択肢に○をつけておけば、帰宅後には各資格学校の模範解答と照らし合わせて、自己採点作業を行えます。
合格した平成23年は、問題の出題形式によるパニック状態の影響もあり、果たして本当に正解回答に○をつけたかどうか疑わしい問題が2問あり、(あいまいにチェックしてあった)なおかつ1問ずつ順番にマークシートに記入する方法ではありませんでした。
問26から50までをまとめて問題用紙に回答をチェックしておき、一気にマークシートを塗りつぶした後に、法令⇒権利関係へと移っていったことで、順不同ランダムに記入していたので、マークの自信をなくしていたのです。
その前の回までは、1問解いたら、その場でマークシートに記入していましたが、なぜ今回からこのようなやり方に変えたかというと、『過去問で効率的に突破する!「宅建試験」勉強法』の中で、筆者が時間を有効活用して、マークシートミスを防ぐためには、一気に記入した方が失敗が少なくなると説いていたからです。
加えて、2つまで絞れたけれども、最後の1つを選べない問題もあり、その場ではマークシート欄は空白にしておいて、終了間際に意を固めて記入していました。
追いこまれた焦りから、通常ではあり得ない「マークシートずれを起こしたかもしれない」という恐怖心が、合格発表の瞬間まで消えませんでした。
かつて英検、漢検、秘書検、自動車教習所の試験などで、マークシート記入には慣れていたつもりですが、試験当日には予想もしていなかったようなパニックを引き起こしたのです。
高校時代に、「センター試験でマークミスの影響で、自己採点より低くて不合格になった」という声を聴いて、「あんなに分かりやすいマークシートで、なぜそのような致命的なミスを起こすのか自分にはわからない」と、人ごとのように思っていた記憶がありますが、初めて自分の身に降りかかってきたのです。
◆ 不合格の連続から、「まさか受かるかるはずがない」という反発した思いも芽生える
自己採点の結果、36点という想定外のボーダー結果だったので、合格を信じたい気持ちの反面、「2年連続で落ちているのだから、自分に合格ボーダーを取れるはずがない」という背反する気持ちが交錯したのだと思います。
今回はギリギリまで問題を解いていたことで、マークシートと問題用紙のチェックを比べて全問見直す余裕はありませんでした。
マークシートの記入方法もこれまでとは変えたことからも、平常心が消え失せてしまい、不安だけが残りました。
「もしも、マークが1問ずつずれていたら、100%不合格になる」と想像しただけで、真っ暗になりました。
曖昧だった2問が外れていれば、36→34点に下がってしまい、ボーダー予想から考えると、一気に厳しくなってしまうので、マークミス、転記ミスによる不安感は拭えませんでした。
この2問にあたっては、「正しくチェックしたに違いない」という希望的観測から+2点に加えたからです。
思いこみでないことを願いました。
◆ マークミスの心配を極度にする人ほど、大丈夫
蓋を明けてみれば、マークシートミスはなかったわけですが、ネット上でマークシートミスで不合格になった方は、「マークミス」など気にも留めていなかったようなタイプが、マークミスに遭っているようでした。
「マークミスに遭ったらどうしよう」という神経質な方ほど、問題ない場合が多いようです。
私のようにこれまでマークミスなど一切心配したことがないような人間も、ボーダー上にいると不安な心理から、余計な想像を広げてしまうものです。
毎年マークミス、自己採点ミスで不合格になる方は数人いるようですが、合格発表後は、圧倒的に「マークミスがなくて、受かっていました」という報告が多い現実からも、マークミスはきっとないので大丈夫ですよ。
無意識が良い方向で働いているはずです。自己採点結果を信じてあげて良いですよ。
合格さえ手に入れれば、杞憂だったと振り返ることができますから。
最後に、私がマークシートミスの恐怖で眠れない時に、ネット上で目にした救いの言葉を紹介します。
557 名前:名無し検定1級さん 投稿日:2007/10/26(金) 00:35:33
講師の方に質問です><
自己採点では合格点丁度だったのに不合格だったっていう生徒は
毎年いますか?
もしいるとするならそれは毎年結構な数なのでしょうか。
560 名前: ◆AeB9sjffNs 投稿日:2007/10/26(金) 00:47:01
557さんへ
極稀です。滅多にない事ですがいらっしゃいます。
生徒さんの点数は前もって解っていますので、ボーダー発表後には
当落が解ります。
最初はこちらからは連絡等は一切しませんが、合格者の方からは
電話が入ったり、 学校に「先生いますか?」と尋ねてきて下さいます。
しかし、発表の際にボーダーなのに不合格になった方も本当に居ます。
マークミスでしょう。
或いは、問題用紙にあんまり○×をしていない方の場合、
解答速報のときに問題を見ながら、「あ、これ確か正解の肢を選んだ
ような・・・」という様な 非常に単純なミスでカウントする方もいますので。
ここで何よりお伝えしたいのは1点。
『本当に試験中にマークミスをした方は、必ず試験後に覚えています。
頭を抱え込んでしゃがみこむ姿を見てきました。
逆に、マークミスしてたらどうしよう・・・・とか、マークミスしたかも・・・・
という位の方は 実際はマークミスはしていません』 という事です。
何度も見直して提出した解答用紙です。
不安な気持ちは重々解りますが、自分を信じてください。