11月25日 合格予想点第二弾発表
11月21日 割問部分と合格予想点部分一部加筆
平成29年度賃貸不動産経営管理士試験から一夜明けて、LEC、Kenビジネススクール、日建学院にてネットで模範解答を公開しており、自己採点をされた方が多いと思われます。
誰もが気になる合格点予想ついてまとめてみました。
●不適切問題や複数正解の可能性について
平成27年度試験終了後は、某掲示板をはじめとしたネット上では、解答割れの議論がしばらく続いていました。
平成28年度は不適切問題や複数正解の議論は落ち着いていた印象があります。
そして、平成29年度は模範解答サイト別に2問割れ問題が生じていますね。
問8がLECとKENビジネスが「2」、TACが「1」or「2」、問21がKENビジネスでは「4」、LEC・TAC・日建学院は「1」に分かれています。この2点で合否が分かれるかもしれない方にとっては死活問題ですよね。
※11月21日付けで、KENビジネスの模範解答ページで問21の解答根拠が解説されています。
今年度の試験開始時に、問題文の誤植訂正の指摘があったようですが、平成23年度の宅建士試験のように、試験終了後になって誰も指摘していなかった誤植問題が発覚して全員加点という例もありますので、最後まで蓋を開けてみないとわかりません。
●一番気になる合格点は?
平成27年度試験については、合格発表までネット上では、「30点以上取れた」という方の声が断然少なくて、「難しかった」という打ちひしがれた感想が多かったです。
平成28年度試験は「難しい」という声はちらほら聴かれたものの、「昨年よりも問題が簡単だった」という意見も混じり、自己採点結果については対照的な傾向が見受けられました。
試験終了後に拙ブログに開設している自己採点投票結果を見ても、多い順ですと、30点、29点、28点と並び、28〜30点までの方々が伸るか反るかで不安な胸中であることがうかがえました(ネットの声を集約した印象として)。
対して平成29年度試験は、「難しかった」という声が多くブログに寄せられました。
予告なしの個数問題・組み合わせ問題が10問も登場し、過去問題集に載っていなかったような出題に悪戦苦闘された受験生が多かったことが寄せられます。
暫定自己採点投票結果を見ても、多い順に27点、26点、28点と並んでいる数字を見ても、昨年度試験と比較しても難化している様子がうかがえます。
改めて過去の合格点の推移は下記の通りです。
回数(年度) 合格点 合格率 合格者数
第1回(H25) 28点 85.8% 3386名
第2回(H26) 21点 76.9% 3219名
第3回(H27) 25点 54.6% 2679名
第4回(H28) 28点 55.9% 7350名
30点を超えた年は一度もありません。
昨年度の試験で過去2年よりも高得点者が多かったのは、1「受験者が激増した」ことと、2「試験対策問題集」が登場したこと、3「不合格だった受験生が再受験されたこと」が影響していると思われます。
念入りに準備をされた方と、初受験でそれほど学習せずに当日を迎えた方とで分かれたことが予想されます。
そもそも賃貸不動産経営管理士試験は、宅建士持ち、不動産業界に携わっている方の母集団が多いという特徴がありますが、「勉強法」投票を見ても分かるように、昨年度から試験対策問題集が発売して事前対策を万全にされた方が増えたことから、受験生の質が高まったという点がうかがえます。
昨年度は「公式テキストと問題集を反復学習したことで30点以上を取れた」という方の声も際立っていました。
二年前までは公式テキストと講習以外試験に特化した勉強法はなかったので、試験対策問題集の登場はかなり大きく、来年以降も一発合格を目指すためには必須と言えるツールになることが分かりました。
「あと数点」で悔しい思いをされた方も少なかったようで、本気で取り組まれて30点以上を出されたという方もいらっしゃったようです。
合格率を見ても分かるように、平成27年度より難化した賃貸不動産経営管理士試験ですが、昨年度から対策講座や問題集が登場したことの影響を受け、今年度も万全な準備を整えて受験をされた方が少なくはなかったようです。
暫定ながら昨年度より投票上位の点数が下がっていることからも、今年度は昨年度の合格点である28点になる可能性は低いことが推測されます。
●で、結局合格点は何点なの?
昨年度の予想は下記の通りでした。
合格率が55%〜60%程度ならば、26・27点でも可能性はあるでしょうし、30%くらいにぐっと合格率を下げる意図があるならば、大幅に変わってくるでしょう。
あくまでも私の見解ですが、拙ブログの暫定投票結果と、ネット上の声を集めた上では、
・30点以上は合格安全圏 ◎
・28と29点の方が最もボーダーに近い点数 ◯
・27、26点は合格率が昨年度よりも上昇すれば合格の可能性があり得る △
という印象です。
結果は合格率が前年度と同様の28点でした。
自己採点結果で最も多かった30点−2点が合格点でした(次いで多かった29点からは−1点)。
● 今年度の合格点予想について
●11月20日発表分
前年度と同様の算出になるならば、暫定1位の27点-2、もしくは暫定2位の26点-1=25点になります。
・26点以上は合格安全圏 ◎
・25点は最もボーダー圏内 ◯
・24点は合格率次第でボーダー圏内になり得る点数 △
・23点は合格率が昨年度よりも多めに上昇すれば合格の可能性があり得る
※合格率が55%前後を前提として
●11月25日発表分
試験から1週間が経とうとしていますが、投票率が落ち着いてきました。
26点と27点が僅差でほぼ投票率が同じため、予想点は下記の通りになります。
24点or25点
※合格率が55%前後を前提として
KENビジネススクールが発表した合格推定点の24点±1点に近いものを感じています。
あくまでも暫定ブログ投票結果をもとにした推定点ですので、何度も言いますが合格点は合格発表日になってみないと分かりません。
近日LECからも発表されるようなので、その点数次第で加筆修正する可能性もあります。
例年ネット上の声よりも実際は点数が低い方も多いものなので、蓋を開けてみたら予想外ということも有り得ます。
また、関係者を装うような書き込みも見受けられますが、合格点に関する事前リークは有り得ません。
合格発表日までは年明けというものもあってまだまだ先が長いですが、新年早々縁起が良い結末が待っているように心より願っています。