もっと勉強していれば絶対に受かってたのに。
1年目、2年目に不合格を突き付けられた瞬間に、そう強く思いました。
もっと、時間があれば、
もっと若ければ、
もっと試験の運が良ければ、
もっと頭が良ければ、
あの時に、違う選択肢を選んでいれば・・・・・・
「~していたら受かっていたのに」と、後悔すると、きりがないものです。
忙しいから勉強する時間がないことを理由に、受験に本腰になれない方もいるようですが、宅建のデータを見ても分かるように、勉強の時間が確保されている学生以外にも、主婦や社会人の方が合格者の割合を占めています。
仕事をしながら宅建の勉強を並行している人や、学校と仕事を両立しながら受験に臨む人、子育てと家事をしながら合格をされる方など、それぞれのライフスタイルの中で勉強の時間を捻出しながら、学習されています。
「明日やろうはバカ野郎」という言葉がありますが、
「今日は疲れているから」「今日は気分が乗らないから」
このように楽な道に走ってしまうと、長い再チャレンジの1年が待っています。
自分の非は素直に認めたくないものですが、忙しさや自分以外の何かを理由に勉強を頓挫してしまうと、一気に合格が遠ざかっていきます。
合格している人は、誰であろうと共通して、継続して努力されています。
仕事帰りに寄った図書館や、電車の中でも、サラリーマン風の男性やOLの方が一生懸命宅建の問題を解いている姿をしばしば目にします。受験者は工夫して勉強の時間を割いているのです。
私は余裕で合格できた身ではありませんが、合格した年は、大学と仕事と教育実習を両立しながら本試験に臨みました。
合格した年は、毎日30分くらい通勤電車の中で反復学習を繰り返して、当時在籍していた大学の実習が終わった一週間後に試験日が待っていたのですが、運良く合格することができました。
もしも、「忙しいから、受かるわけがない」と、最後まで学習を放棄していたら、運も尽きてこの年も不合格になっていたことでしょう。
そして、自分の勉強不足を棚に上げて、成長のないまま多年受験を続けていたと思います。
自分の弱さや欠点を素直に認められる勇気がある人は、合格に近づきます。