賃貸不動産経営管理士と宅建士受験の不安を解消する方法

平成23年度宅建試験、平成27年度賃貸不動産経営管理士試験に合格したTAKA氏が試験後に生じるマークミスの不安や、合格ラインを巡るネット情報に翻弄されてしまう不安定な心を和らげるための心理的サポートブログです。

なぜ私が宅建を目指したか

私が宅建を志した理由は、「人生の中でこれだけは頑張ったという証が欲しかったから」と言うのが一番かもしれません。

不動産業界に就職するためではなくて、学生時代に勉強が嫌いだった私でも、「努力をすれば合格できる」結果を出したかったのです。加えて、マイペースな独学の勉強方法でも、結果を出せることを実証するつもりでした。

私は高校・大学受験ともに、一般入試を避けて、面接と小論文が基本の推薦入試で突破してきました。
目標を高く掲げて継続的に勉強する道から逃げてきて、いかに楽して乗り越えていくかに目を向けてきました。

ところが、楽な道ばかり選んできた私も、大学入学後は自分よりもはるかに優秀な同級生の存在や、基礎学力が欠如していることから、授業が理解できずに、ついていけない劣等感や危機感を覚えたことで、「このままではいけない」と自分の生き方を真剣に省みるようになりました。

進路を意識するようになった大学3年の終わりには、「過去はやり直すことができなくても、若さがあれば、人生を再構築することができる。勉強嫌いの自分でもチャレンジして自分の中の常識を覆したい」と、一念発起しました。

2005年、大学3年の最後に漢検2級を受検して1発合格したのを皮切りに、漢検準1級、秘書検準1級と、文部科学省後援のメジャーな資格にステップアップしてチャレンジしてきました。

合格という結果を何度か勝ち取れたことから、「あれだけ勉強が嫌いで、中学・高校時代ともに偏差値も40台だった自分でも、努力をすれば、結果を出すことができるんだ」と、自信が芽生えるようになりました。

宅建との出逢いは、大学時代に読んだ大平光代さんの『だから、あなたも生きぬいて』から感銘を受けて、宅建を知りました。

実家が賃貸経営をしていたのもあって、宅建を取得して将来的に仕事の幅が広まることも、理由の一つにつながりました。

24歳で、大学院と仕事を両立していた時に、宅建の勉強を独学で開始しましたが、2年間落ち続けてもトライしてきた理由は、「諦めずに努力すれば結果が出ると言うことを証明したい」という一心でした。

スクールや、ユーキャンなどの通信講座を選択せずに、独学を選んだ理由は、大きく分けて以下の4つです。

・1つ目は、金銭的に最小限で済ませたかったこと
・2つ目は小学校・中学校時代に、塾に通っていたけれども、全く成績が伸びなかった過去から、自分のペースで勉強に取り組める独学の方が、宅建のような長期スパンの勉強には向いていると判断したこと
・3つ目は、難関の漢検準1級を独学で合格できたことから、宅建にも勉強スタンスが応用できると考えた
・4つ目は、宅建は国家資格の中でも、法律の入門的位置にあり、独学合格組も多数いるという情報を知り、書店で参考書や問題集も充実していたため、独学で十分だと思ったこと

ところが、当初の想定が外れて、不合格が2年連続で続いたことで気落ちして、しばらくは宅建の世界から逃避したものです。
  

合格発表日にネット上のブログで、10代の学生が合格を喜ぶ声を多々目にしたり、電車の中で法学部出身の大学3年生の会話から、「宅建に受かった」という生声を耳にした時には、「自分には向いていないからもういいや」と、投げやりになって、諦めようとしたことも多々ありました。

   
それでも、今まで勉強から逃げてきた自分を奮い立たせて、初志貫徹したい思いの一心で、3度目の正直にこぎつけました。

宅建は年齢などの受験制限がなく、毎年20万人以上も受験していることからも、誰でも気軽に受けられる試験です。

私のように不動産業界に就職するためにではなくて、自分を変えるため、自己鍛錬が動機で受験される方も多いです。
   
宅建受験において、モチベーションを維持する方法や、勉強の中でで生じる心の不安やスランプを少しでも緩和できるためのアドバイスを提供します。