賃貸不動産経営管理士と宅建士受験の不安を解消する方法

平成23年度宅建試験、平成27年度賃貸不動産経営管理士試験に合格したTAKA氏が試験後に生じるマークミスの不安や、合格ラインを巡るネット情報に翻弄されてしまう不安定な心を和らげるための心理的サポートブログです。

自己採点33~36点の方に贈る言葉




平成24年宅建試験が終わってから、数日が経ちました。

一部の学校を除き、学校・講師別のボーダー予想は落ち着いてきました。

34±1点と、35±1点とで二極化している今年のボーダーは、自己採点33~36点の受験生にとっては、気が気でない状態だとお察しします。

その中でも特に33点34点に位置する受験生は、不安で不安で眠れない夜を過ごされている方も少なくはないかもしれません。

平成23年(合格点36)のボーダー予想は、

34点=合格率によっては合格できるかもしれない
35点=ボーダー上一番可能性はある。恐らく合格できるだろう
36点=合格ほぼ確実(過去最高点が36点だから)
37点以上=合格間違いなし。マークミスがないことを祈る

といった具合でした。

36点だった私は、35点以上が当確と予想されていても、マークミス、転記ミスの不安で、眠れない日々が合格発表までの45日間続きました。

その上、合格発表1週間前の午後に、機構のTOPページで、想定外の没問発表が掲示されたのです。

まもなくして、みやざき講師や宅建ゼミナールがボーダーの上方修正を行い、緊張感と不安はピークに達しました。

こんな不安定な精神で一ヶ月以上過ごしたボーダー圏内にいた私ですから、みなさんの不安な気持ちはよく分かります。

今年は問5の模範解答が学校別に割れているのもあって、その1点で合否が分かれるかもしれない32~35点組の方は、真相が知りたくて仕方がないことだとお察しします。

平成23年も問42が3と4で意見が分かれましたが、十中八九3を模範解答として選んでいる学校が占めていました。一貫して4を選んでいたのは、梶原塾だけだった記憶があります。

最後の最後になって、みやざき講師や宅建ゼミナールの最終ボーダー予想発表で、「問42次第でボーダーが上下する、両方正解も有り得る」というような見解を示していましたが、運命を大きく左右する1点の行方が気になって仕方がありませんでした。

◆ ボーダー予想の中では一番不安定な位置にいるかもしれない33点組の受験生へ

現時点では、34点予想と比較すると、可能性は低い状態ではあります。

しかしながら、平成18~21年まで連続的中させた大栄教育システムが33点を一点予想としています。

加えて、宅建らくらくナビみやざき講師(15%)、LEC水野講師が33点を34点の次に高いボーダーとして掲げています。※10月26日、水野講師は32点までありうると予想しています。

高橋克典講師は、1点予想で、33点を予想されています(問5を4とした上で)。
保坂つとむ講師は、33~34点と予想をされています。

34±1予想陣として、駿台経済法律専門学校、ipod宅建日建学院宅建ゼミナール、TAC、DAI-X等の学校が33点をボーダー圏内に入れています。※読者様情報によると、総合資格学院が33点前後と予想しているそうです。

11月1日現在、LECの成績診断速報第二弾結果を見ても、合格率によっては、33点である可能性があり得ることを、数字が物語っています。


11月7日、宅建情報ネットの自己採点集計結果を見ると、平均点が30点という低水準が出ました。総合資格学院の職員から、「ボーダー33点」との電話確認をされた、読者様の情報提供も寄せられています。

11月15日、ユーキャンの自己採点集計結果を見ると、平均点が29.77点(サンプル数3170人)だったそうです。過去4年間の傾向を見ると、平均点+3~4なので、今年も踏襲するならば、33点も合格圏内です。

11月19日発表の宅建ゼミナール最終ボーダー予想は、34問又は33問(34問正解50%、33問正解50%、問5を「3」単独前提)となりました。当初の34±1点より下方修正しています。


今年の問題は、昨年度と出題形式に変化があり、個数問題、過去問には登場しなかったような独特な言い回しや要件を文に取りれた問題に多くの受験生が苦戦したようです。

週刊住宅Onlineでも、「前年よりも難易度上昇、合格ライン低下の声」という見出しを打たれているように、受験生全体の出来も悪かったようです。

ネット上の声を集めている中で、去年、一昨年に40点以上で合格した方が、今年の問題を解いてみて30点くらいしか取れずに、もし受けていたら確実に落ちていたくらい今年は難しいと評している意見もありました。

合格率等にもよりますが、33点組、もしくは32点組の方も、自己採点ミスで、実際はもっと点が良かったというケースもわずかながらありますし、問5の行方含めて、合格の可能性が残されているので、希望を忘れないでください。

今後、各資格学校や講師陣が、受験生のデータや業界情報等を交えてボーダーを下方修正する可能性もあるので、今後の動向にも注目していきます。


結果は蓋を開けてみないと分からないという実例でよくたとえに出る年が、一部の受験経験者の中では伝説となっている平成21年、業法が20問に増えた新試験開始1年目です。

あの年は、LEC、総合資格学院、クレアール、大栄教育システム等の一部の学校だけが33点を上方修正することもなくボーダー予想に掲げていて、蓋を開けてみたらまさかの33点でした。この年は合格率も過去10年の中でも最も高い、合格しやすい年にもなりました。

大方の学校は35点前後を予想していたので、試験というものは最後の最後まで分からないと体感しました。


◆ ボーダーストライクゾーン34点組のみなさんへ


現在、最も合格の可能性が高いと言われている34点組のみなさん。


試験が終わった今、後は人事を尽くして天命を待つのみですが、恐らく合格点になるだろう言われている34点のみなさんは、「もしかしたらがあるし、落ちるかも」という不安で、いっぱいだと思います。

その、「もし」中には、以下ような要件が込められているのかもしれません。

もしマークミスがあったら
もし転記ミスがあったら
もし自己採点ミスがあったら
もし合格率が去年より低くなったら
もし問5の影響でボーダーが上がったら・・・・・・


最悪の未来を想定すればするほど、不安に支配されて、夜も眠れなれなくなるかもしれません。

去年、ボーダーギリギリで受かった私もそうでした。

でも、きっと大丈夫です。

一番濃厚だと言われている34点を獲得できたのです。

あれだけ難しかった問題を投げ出さずに、34点も取れたみなさんです。

そのモチベーションと集中力の高さあって、マークミス等の思わぬミスはないはずです。

各機関が「今年は難化」と異口同音に唱えている以上、恐らく35点以上になる可能性は低いと思われます。

11月1日、LECの成績診断速報第二弾結果を見ても、34点は、ボーダー上であることを数字が物語っています。

10月31日、平成23年に唯一一点予想で36点を的中させた資格学校拓明館が、今年はズバリ34点と一点予想を立てています(問5・40ともに3としています)。

ボーダーど真ん中の34点を取れたみなさんは、これも何かの縁なのかもしれません。

去年、ぴったり賞で受かった私の例からしても、過ぎてみれば特別の思い出として残るはずです。

よろしければ、この記事に掲げている合格発表会場の写真をご覧ください。

当日に、34点組のみなさんが合格を勝ち取っているよう、願っています。



◆ 平成24年LEC成績診断結果より

11月1日、LEC成績診断第二弾が発表されました。


◎ 速報第一弾の成績診断結果は、サンプル数1698名、平均33.9点でした。

◎ 速報第二弾の成績診断結果は、サンプル数2362名、平均33.2点だったそうです。

第二弾結果は、第一弾より平均が0.7減りましたね。

下記一覧にある、合格率16.2%だった平成20年の平均点と同じです。

※ LECは問5を「3」した上でのデータ結果になります。


平成20年以降のサンプルデータをこちらのまとめから参照すると、

平成20年:LECサンプル数2023名、平均33.2点、合格ライン33点。 合格率16.2%
平成21年:LECサンプル数1719名、平均33.8点、合格ライン33点。 合格率17.9%
平成22年:LECサンプル数2038名、平均36.3点、合格ライン36点。 合格率15.2%
平成23年:LECサンプル数3223名、平均35.1点、合格ライン36点。 合格率16.1%


となっています。

過去のデータを踏襲して、合格率18~15%の間で調整するならば、今年の合格ラインは33点か34点となるはずです。

問5を「3」とした上で33点、34点組の方には、勇気が湧くデータですね。

LECの過去のデータ結果からしても、平成24年も希望を持てます。


◆ ここからは、げんかつぎとしてお読みください。

私は、平成22年の宅建試験の自己採点結果、33点を出しました。

その年は、チリの鉱山の落盤事故によって、33人が生還を果たしたことと、その前年の奇跡の33点結果に肖れるように、某巨大掲示板の33点スレッドでは、「33」にまつわるエピソードが多数書き込まれていました。

一例を挙げると、


・機構がある森ビルの住所は第33。虎ノ門3丁目 しかも3階。
・2010年宅建試験日には「第33回日本高血圧学会総会」もあった。
・2010年の24時間テレビは33回目だった。
・平成20年から2年連続33点。ちなみに平成10、11、12年の3年は連続30点だった。
・ 「チリの炭鉱事故現場の」33人が全員助かった。
・合格発表は2010年12月。《2010年》2+0+1+0=3。《12月》1+2=33の数字が並び導く合格への奇跡。多分カバラ、(秘密の計算方法)
・前に座っていたトミさんという高齢受験生の解答をカンニングしたら、自己採点33点になった。
コクワガタに占ってもらったら33点になった。


等、完全にネタ化していましたが、見ていて思わず笑みがこぼれてきました。

2010年は、南アフリカ男子ワールドカップにて、パウル君というドイツの水族館で飼育されていたタコが、全勝敗を的中させました。

動物占いになぞらえて、コクワガタに「33」と「34」点の二者択一でどちらになるのかを選ばせた動画も上がりました。




33点、34点だった受験生にとって、少しでも気晴らしになれれば幸いです。

※ コクワ動画の続編である平成24年宅建ボーダー予想カブトムシ占い動画は、こちらの記事をご覧ください。

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