平成28年度版賃貸不動産経営管理士試験対策問題集が登場しました。
統一試験になって3回実施された本試験ですが、ついに初の賃貸不動産経営管理士試験対策問題集が登場しました。
4月15日に発売されています。
賃貸不動産経営管理士 試験対策問題集
編著・賃貸不動産経営管理士資格研究会
判型:A5 判
頁数:312
定価:本体2500円+税
発行年月:2016/04
ISBNコード:978-4-86358-394-8
宅建士でもおなじみの日建学院から出版されています。
【内容】
分野別の演習問題と本試験問題40問を収録 平成27年度本試験問題を徹底解説 協議会発行の公式テキスト参照ページ付き
【もくじ】
第1部 演習問題
演習問題Ⅰ 賃貸管理の意義・役割をめぐる社会状況に関する事項
演習問題Ⅱ 賃貸不動産経営管理士のあり方に関する事項
演習問題Ⅲ 賃貸住宅管理業者登録制度に関する事項
演習問題Ⅳ 管理業務の受託に関する事項
演習問題Ⅴ 借主の募集に関する事項
演習問題Ⅵ 賃貸借契約に関する事項
演習問題Ⅶ 管理実務に関する事項
演習問題Ⅷ 建物・設備の知識に関する事項
演習問題Ⅸ 賃貸業への支援業務に関する事項
第2部 本試験問題
平成27年度[問題]
平成27年度[解答・解説]
分野別の演習問題が122問と平成27年度本試験問題40問と解説というボリュームです。
演習問題をアマゾンの中身見本を見ると、左に4択の問題、右に解説という見開き式になっており、わかりにくいキーワードはイラストや図で解説されており、非常に見やすく使いやすい構成になっています(平成27年度本試験の解説は別にあるようです)。
再三申し上げているように、第2回試験より年々難化傾向にある本試験です。
公式テキスト掲載の確認問題をこなしただけでは合格点レベルに到達するのは不安というのが、宅建士持ち福祉職の私が受けた率直な分析です。
今まではこうした問題集がなかったので、テキストの確認問題+膨大なテキストを覚えるような勉強の仕方がスタンダードでしたが、この問題集の登場によって羅針盤のように試験対策に本腰を入れられる方が多くなることが予想されます。
この試験は宅建士と同様、相対評価で合格点が決まるので、今年の試験からは恐らく大半の受験生がこの問題集を解いていることが前提となるでしょう。
平成28年度試験受験生にとっては必須の問題集です。
○ 平成28年度版賃貸不動産経営管理士試験公式テキストについて
平成28年度試験対策公式テキストの発売予定は現在のところないようです。
4月12日付の公式サイトアナウンスで、平成28年4月1日実施の税制改正が行われたことにより、公式テキストの該当箇所に関する「平成28年度税制改正資料」が公開されています。
「最新正誤表」と「平成28年度税制改正資料」を補足することで、平成27年版テキストを使用するように促されているため、今年度版は発売されない可能性が高いようです。