賃貸不動産経営管理士と宅建士受験の不安を解消する方法

平成23年度宅建試験、平成27年度賃貸不動産経営管理士試験に合格したTAKA氏が試験後に生じるマークミスの不安や、合格ラインを巡るネット情報に翻弄されてしまう不安定な心を和らげるための心理的サポートブログです。

◆独学勉強に役立ったテキスト・参考書

基本書に使ったのは、「氷見敏明の楽学宅建」です。
購入したのは初回受験をした3年前に遡ります。
毎年法改正などの情報は、ネットで入手していましたが、
3年前の基本書でも法改正の影響もなく、本試験に対応できました。

後述しますが、基本書は問題集を解いていて、分からない言葉や
項目を確認する時だけ使いました。

もしも基本書の内容を全て覚えようと悪戦苦闘していたら、
限界が訪れて、非常に効率の悪い勉強方法になっていたでしょう。

ちなみに、私がこの基本書を選んだ理由は、「第一印象」です。
書店で多数の基本書と比較した中で、本書が文字の大きさ、
レイアウトなどの見た目からして、私に最も合っていると感じました。
記憶に残るゴロ合わせも多く、本試験にも応用できました。

楽学宅建基礎の基礎、マンガで覚えるシリーズ」も併せて買って
いたのも関連しています。

過去問題集に選んだのは、
2011年版 うかるぞ宅建項目別過去問」です。
他の問題集や問題にチャレンジできる宅建サイト、模試等は一切
利用せずに、この1冊だけで臨みました。

この問題集を選んだ理由は、2年連続で受験している経験から、
「過去問を制す者は本試験をも制す」という宅建受験の真髄を
体感していたからです。
例年と全く同じ問題は少ないですが、類似問題や、言い方を少し
変えた問題が過去問から頻出しているのです。

宅建は7割=35点取れれば合格できる」神話から、22、23年度
連続でボーダー36点という、試験の7割以上を取らないと合格に
達しないレベルに変容してきていますが、過去問題や基本書に
載っていないような難問、奇問は例年4~5問くらいしか出題されて
いないので、たとえ試験傾向が変わっても、過去問を究めていれば、
十分35点以上を得点出来るはずです。

2011年版 うかるぞ宅建項目別過去問」は、見開きで、解説・解答が
載っていて、分かりやすい解釈が書かれているので、短時間で効率的
に覚えやすいです。

過去問で効率的に突破する!「宅建試験」勉強法」にも載っていますが、
ただ一問一問を解いたら終わりという勉強方法ではなくて、
選択肢を一つ一つ検証(なぜ○なのか、×なのか)していき、その理由
までしっかり覚えることで、問題の本質を理解して行けます。

見開き仕様なので、一目瞭然で学習できたことが、合格に繋がりました。
2011年版 うかるぞ宅建項目別過去問」は、分野別にページが分か
れており、総数300問程度でしたが、
1年で全問を5~6往復くらい反復学習してきたことで、本試験で
35点以上取ることができました。

もしも、10往復以上繰り返していたら、40点超えできていたかもし
れません(本試験からこの問題集にも登場した類似問題が4~5問
出題されていたので)。
  
問題集を解いていて、分からないキーワードや項目は基本書で
確認したり、「宅建受験生のための宅建用語集」から覚えていました。
いわば、基本書は必要に応じて使う教科書代わりでした。

記憶は忘れるようにできていますし、私は法令制限や、民法に出てくる
キーワードはなかなかイメージをつかめないために、何度もつまずいて
苦戦しましたが、5回くらい繰り返していると、いつの間にかインプット
されてくるものです。

「もう完璧だ」と、うぬぼれを覚えてしまうと、本試験で取れるはずの
問題の1点、2点を逃してしまう危険性がありますから、やればやる
ほど新しい発見があるように真摯に取り組むことで、いざ本番で
選択肢を2つまで絞れて迷った時、二者択一に的中する試験勘を
養えると思います。

たかが1点、されど1点です。
1点の重みを軽く見ずに、反復学習によって、本試験に対応できる
基礎学力と平常心を培ってください。