賃貸不動産経営管理士と宅建士受験の不安を解消する方法

平成23年度宅建試験、平成27年度賃貸不動産経営管理士試験に合格したTAKA氏が試験後に生じるマークミスの不安や、合格ラインを巡るネット情報に翻弄されてしまう不安定な心を和らげるための心理的サポートブログです。

◆不合格後の気持ちの切り替え方

自己採点と資格学校が発表する予想ボーダーを照らし合わせると、合格できるかどうかの予想はつくものですが、やはり現実的に不合格を知った瞬間は、相当辛いものです。

「もしかしたら受かるかもしれない」という期待値が大きいほど、落胆してしまいます。

特に、「あと1点」で落ちた方や、多年受験の方、就職がかかっていた方は、なかなか心の切り替えがつけられないものでしょう。

私も2年連続で合格発表日に不合格を知った時は、

宅建に向いてないんじゃないか」
「自分はバカなんじゃないか」

と、相当自虐的な心境が芽生えたものです。

また、私はかつて漢検準1級を受検した時に、あと1点で不合格になったことがあります。
 
「準1級合格まであと1点です」

ディスプレイに表示されたインターネット合格発表の瞬間に待っていたのは、淡白すぎる文字の羅列でした。
インターネット上でその結果を目にした時には、あまりにものショックで体に異変が生じて、動くことができなくなり、緊急外来に掛かったほどです。
  
あと1点さえ取れれば合格していたので、悔しさと不運を祟って、気持ちの踏ん切りがつきませんでした。

あなたがそこまで不合格になった苦しみを味わっているということは、努力をされたからなのでしょう。

もしもここでドロップアウトせずに、気持ちが落ち着いた後に、また再起動して学習を重ねれれば、来年は合格できる可能性が高いのです。

そこまでの点数を出すことができた地盤があるのですから、自分の実力のなさ、運の悪さに失望して、諦めてしまったら、もったいないです。

そもそも、単純に考えると、10人受けて8人くらいは落ちる試験なのです。

中には一発合格の方もいるでしょうが、他人と自分を比べてしまうと、自分が惨めに見えてくるだけです。

一度不合格を味わったことで、「気を引き締めて臨まないと受からない」と気付けただけでも大きな成果ですよ。

この悔しさを糧に、次回はケアレスミスをしたり、自分に理由つけて困難な道から逃げ出すような選択は取らないはずです。

そうは言っても、中にはあと数カ月も経てば、すっかりこの哀しみも薄れてしまい、また堕落的な日々を送ってしまう方もいるかもしれませんが、この逆境を胸に刻んで事実として進んでください。

いざという場面で、この悔しさを思い出して、繰り返さないように胸の奥にしまっておいてください。

私が2年目に受験した時に、横浜国立大学出身のタレント福田萌さんが初挑戦されており、自己採点では30点だったそうです(ちなみにこの年の合格ラインは36点でした)。

その後、福田萌さんは、NHKの番組で、FP3級に挑戦したことを皮切りに、2級に合格を果たして、行く行くは宅建に再チャレンジすると意気込みを語っていました。

宅建試験は、リベンジ組も多いのです。

私が知っている不動産業者の宅建取得者も複数受験して合格したとおっしゃっていましたし、未だに合格を果たしていない方もいます。
 
宅建は私のように多年受験の方も大勢いるようですし、学歴のある方でも初受験では辛酸を嘗める経験をされているものなので、不合格になったからと言って、自分を責めないでください。

しばしの時間が経って、いつもの調子に戻ってきたら、再受験にトライすれば良いのです。

なにせ受験まで半年以上あるのですから、無理に自分を追い詰める必要は全くありません。

私は漢検準1級も3回目で受かっているので、ここまできたら、諦めないで合格を手にするまでトライし続けることを強くオススメします。

1年は長いようですが、人生の中でほんの短い一部にしか過ぎません。

過ぎてしまえばあっという間に1年は経ちますし、公務員試験とは異なり、年齢制限がないのが宅建の長所でもあるので、諦めない気持ちがあれば、巻き返しできるのです。

合格後には、今までの苦労が報われます。

私がここで合格体験談を書いているように、今度はみなさんがその経験を誰かに語り継げる番です。