賃貸不動産経営管理士と宅建士受験の不安を解消する方法

平成23年度宅建試験、平成27年度賃貸不動産経営管理士試験に合格したTAKA氏が試験後に生じるマークミスの不安や、合格ラインを巡るネット情報に翻弄されてしまう不安定な心を和らげるための心理的サポートブログです。

H25.自己採点32~33点の受験生に贈る言葉

10月29日 22時10分 加筆・修正



平成25年宅建試験が終わり、続々と学校・講師別のボーダー予想が揃ってきました。


33±1点が最も多いボーダー予想となっている今年の試験結果は、自己採点32~34点の受験生にとっては、気が気でない状態だとお察しします。


その中でも特に32点33点に位置する受験生は、不安で不安で仕方がない心境かもしれません。


◆ 平成25年LEC成績診断結果より

10月25日、LEC成績診断が発表されました。


◎ 成績診断結果は、平均32.4点サンプル数1610名、平均点32.4点でした。

 ちなみに、昨年の場合は、第一弾の結果はサンプル数1698名、平均33.9点でした。



※ LECは問6を「4」した上でのデータ結果になります。



平成20年以降のサンプルデータをこちらから参照すると、

平成20年:LECサンプル数2023名、平均33.2点、合格ライン33点。 合格率16.2%
平成21年:LECサンプル数1719名、平均33.8点、合格ライン33点。 合格率17.9%
平成22年:LECサンプル数2038名、平均36.3点、合格ライン36点。 合格率15.2%
平成23年:LECサンプル数3223名、平均35.1点、合格ライン36点。 合格率16.1% ※没問1問あり
平成24年:LECサンプル数2362名、平均33.2点。合格ライン33点。 合格率:16.7% ※複数正解1問あり

となっています。

過去のデータを踏襲して、合格率18~15%の間で調整するならば、今年の合格ラインは32点となる可能性が高いです。

◆ 平成25年TACデータリサーチ途中結果

10月29日、TACの中間サンプル結果が開示されました。

人数は395人で、平均点は34.51でした。

去年よりもサンプル数は少ないですが、去年は最終平均点が35.25点でした。

こう見ると、32点という数字がボーダー上にあげられてきました。


私が受けた平成23年(合格点36)のボーダー予想は、

34点=合格率によっては合格できるかもしれない
35点=ボーダー上一番可能性はある。恐らく合格できるだろう
36点=合格ほぼ確実(過去最高点が36点だから)
37点以上=合格間違いなし。マークミスがないことを祈る

といった具合でした。


35点以上が当確と予想されていても、マークミス、転記ミスの不安で、眠れない日々が合格発表までの45日間続きました。


追い打ちをかけるかのように合格発表1週間前の午後に、機構のTOPページで想定外の没問発表が掲示されたのです。


まもなくして、みやざき講師や宅建ゼミナールがボーダーの上方修正を行い、緊張感と不安はピークに達しました。

こんな不安定な精神で一ヶ月以上過ごしたボーダー圏内にいた私ですから、みなさんの不安な気持ちはよく分かります。


今年は問6の模範解答が学校別に割れているのもあって、その1点で合否が分かれるかもしれない32~34点組の方は、真相が知りたくて仕方がないことだとお察しします。


平成23年も問42が3と4で意見が分かれましたが、十中八九3を模範解答として選んでいる学校が占めていました。一貫して4を選んでいたのは、梶原塾だけだった記憶があります。

最後の最後になって、みやざき講師や宅建ゼミナールの最終ボーダー予想発表で、「問42次第でボーダーが上下する、両方正解も有り得る」というような見解を示していましたが、運命を大きく左右する1点の行方が気になって仕方がありませんでした。


◆ ボーダー予想の中では一番不安定な位置にいるかもしれない32点組の受験生へ


33点±1点という範疇には32点という数字が含まれています。

合格ラインが7割程度と打たれている宅建試験からすると、32点という数字はあり得ないように感じられますし、平成21年の試験改正以来、一度も32点以下はありません。

32点の結果は、合格率が15.9%だった平成16年が最後となっています。
 

しかしながら、過去の結果は関係ありません。


相対評価の試験である以上、受験生全体の出来に合格ラインがかかわっているからです。


心強い味方として、平成18~21年まで連続的中させて、去年33点予想がヒットした大栄教育システムが32点を一点予想としています。

5年連続±の範疇では的中している日本マンパワーの32±1点も後押ししています。


加えて、LEC水野講師は32点どころか31点まで下がる余地があると予想しています。


LECの2013年試験総評は、今年は昨年より問題がやや難しかったと評しています。



割問の問6の行方によっては、合格がかかっている方もいらっしゃるでしょう。

去年は、複数正解ありの問題が1問あって、33点という驚きの結果になりました。

不合格を確信していた一部の32点組の受験生が、この結果33点となり、大逆転合格を収めたのです。


今年は他でもない32点組のみなさんの番になるよう願って止みません。


結果は蓋を開けてみないと分からないという実例では、受験経験者の中では伝説となっている平成21年、業法が20問に増えた新試験開始1年目です。

あの年は、LEC、総合資格学院、クレアール、大栄教育システム等の一部の学校だけが33点を上方修正することもなくボーダー予想に掲げていて、蓋を開けてみたらまさかの33点でした。

この年は合格率も過去10年の中でも最も高い、合格しやすい年にもなりました。

大方の学校は35点前後を予想していたので、試験というものは最後の最後まで分からないものです。

そういう意味では、31点組の方も完全に可能性が潰えたわけではないので、去年に続く結末を望みます。




◆ ボーダー上には位置しているものの、不安が拭えない33点組のみなさんへ


去年は34点±1と、35点±1という予想が多く見られました。

しかしながら、複数正解あり33点という、ほとんど誰もが予想しなかった嬉しい結果となりました。


2007年から宅建試験終了後のネットの動向を見てきた私から見ても、今年は去年以上に例年にない雰囲気を感じています。

それは、例年に比べて高得点者の声が少ないということです。

某巨大掲示板では2年前まで点数別スレッドが建てられて盛り上がっていましたが、去年からその風潮が一変して、書き込みが減りましたが、今年はさらに如実になっています。

確かに、自己採点の結果35点以上取れたという声がちらほら見られますが、2年前(合格点36点)に比べれば明らかに数が減っています。


現段階では、各資格学校の総評や分析を見ても、34点以上というのは考えにくいように感じられました。



現段階での各資格学校や講師の総評をご覧ください。

メダリストクラブ宅建講師芳賀沼講師>全体としては、昨年並み、またはやや難しかったという印象です。
日建学院 >全体的な難易度は昨年度と同程度といえる。
TOP宅建学院 >昨年に続き、例年に比べ難易度の高い試験でした。
総合資格学院 全体としては、昨年度と同程度の合格点になると思われます。
拓明館 >全体的には昨年同様ではないかと思います。


これを見ても分かるように、プロの眼から見ても、難易度は昨年同様、もしくはそれ以上という見解が多く見られます。

昨年1点予想でズバリ的中させた大栄教育システムが32点、総合資格学院が33点と予想しています。


もしかしたら34点になるかもしれないという不安があるかもしれませんが、これだけのデータが味方をしてくれています。



去年は割問が複数正解になったら、確実にボーダーが上がると予想されていました。

しかしながら結果はあの伝説の数字33でした。

今年も割問の行方も含めて、可能性を信じましょう。




※今後各資格学校の成績診断結果を受けて、加筆修正する場合があります。

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