賃貸不動産経営管理士と宅建士受験の不安を解消する方法

平成23年度宅建試験、平成27年度賃貸不動産経営管理士試験に合格したTAKA氏が試験後に生じるマークミスの不安や、合格ラインを巡るネット情報に翻弄されてしまう不安定な心を和らげるための心理的サポートブログです。

3年目なのに、すっかり忘れている恐怖


3年目なのに、すっかり忘れている。

自分の記憶力の悪さに戦慄を覚えました。

5月頃から勉強をリスタートした私は、下記のような本試験頻出・重要事項をおさらいしたところ、壊滅的でした。


・37条と35条の記載事項

・防火地域・準防火地域内の制限

農地法3条、4条、5条許可



以前勉強したことは覚えていましたが、細かい数字、それぞれの特徴等、きれいさっぱり忘れているのです。


2年も勉強してきたあの日々は何だったのか。


宅建合格発表後から数か月ブランクがあっただけで、これほど忘却しているとは、3年目にして何とも言い難い恐怖を覚えました。


だからと言ってここでドロップアウトするわけにはいきません。


救いだったのは、勉強の習慣が1年目、2年目でしっかりと体に染みついていたようで、違和感なく勉強を継続することができたことです。

脳が全部錆びついていたら、リベンジ受験は果たせなかったことでしょう。


宅建業法ですら、○○日という細部の数字はほとんど忘れていて、ショックが拭いきれませんでしたが、業法で大量得点しないと不合格が必然になる現実から、とにかくしつこいくらい何度も繰り返して、覚える他手段はありませんでした。

過去は、過去として、これからまた新しく学んで定着していけば良いというように切り替えていったのです。



私は、法令上の制限が民法と同じくらい苦手でした。

その理由は、勉強していて内容の具体的イメージが湧かないからです。

1回、2回、3回、4回、5回繰り返しても覚えていない過去問が続いた時は、さすがに投げ出しそうになりました。

もう3年間勉強していたという過去は意識しないようにしていましたが、自分の記憶力の悪さと何度も覚えられない苛立ちから、「もうここらが諦め時じゃない」という悪魔のささやきが何度も耳に入ってくるような錯覚に陥りました。

そんな時は、いったんその分野から離れてみて、比較的解きやすかった宅建業法を復習して自信回復してから戻ってくるというような作業を重ねていました。


こんな悪戦苦闘の末、5回目までに覚えられていなかった問題が、6回目以降には解けるようになるという体験を初めて実感しました。

この境地に達した後、初めて解放感、爽快感が芽生えました。

この感覚がないと、宅建学習は持続できなかったでしょう。


自分は物覚えが良いわけではないですし、法的センスが優れているようなタイプではないので、がむしゃらに反復学習してインプットする他ありませんでした。



既に3年目の宅建学習ですが、不思議なことに繰り返せば繰り返すほど新しく世界が広がっていくような感覚でした。