賃貸不動産経営管理士と宅建士受験の不安を解消する方法

平成23年度宅建試験、平成27年度賃貸不動産経営管理士試験に合格したTAKA氏が試験後に生じるマークミスの不安や、合格ラインを巡るネット情報に翻弄されてしまう不安定な心を和らげるための心理的サポートブログです。

分かったつもりの恐怖

私が宅建受験前に取得していた漢検、秘書検、英検資格と、宅建勉強法との決定的違いは、


暗記か、暗記+思考型


に分けられました。


いわるゆ検定資格(準1級まで)は、問題集を丸ごと暗記さえすれば、合格ラインを突破できるようになっていました。

ところが、宅建試験においては、ただ問題集を暗記しただけでは、本試験に対応できるレベルに到達していませんでした。


もちろん、勉強慣れしていて、受験のコツを知っている人間にとっては、暗記だけで、短期合格を果たされることも珍しくはないと思いますが、私のように、高校、大学と、一般入試を回避してきた人間にとって、宅建試験のような広範な範囲を独学で、しかも暗記のみで一発合格することは不可能でした。

過去問3年分くらいをやっと1周回した学習量で本番に挑んだ私です。

民法はほぼ理解できないままで、復習もままならないまま迎えた1年目の結果は、周知の通りです。


問題集を一巡しただけで、「分かったつもり」になっていたのです。


本試験問題を開けてみて、顔面蒼白になったあの瞬間を今でも鮮明に覚えていますが、自信を持って解けた問題が全体の1割くらいしかないのです。


知識が定着していない中途半端な状態で受けた私は、1か2かのいずれかに絞れたものの、結果として不正解だったという問題が数問ありました。


この痛すぎる体験から、自分の準備不足、勉強のやり方が間違っていたと、認めざるを得ませんでした。

でも、認めることができたら、後はやり方を改めて、行動に移すのみです。

私はその境地に至るまで一か月以上かかりましたが、一度乗りかかった船ですから、合格という目的地に到着するために、軌道修正して再びリスタートの舵を切りました。