平成24年度の宅建試験結果は、自己採点33点以上だけではなくて、一部の32点の方にとっても、起死回生の喜ばしい結果となったことでしょう。
私のツイッターに登録してくださっている受験生のフォロワーさんの中で、32、33点だった方々の嬉々とした声が鮮明に残っています。
今宵は大切な人と合格の喜びを分かち合ってください。
※合格喜びの声は、コメント欄かメールフォームでどしどしお寄せください!
そして、ここからは不合格だった方への私からのメッセージとなります。
今までのところ、不合格報告メッセージは寄せられていませんが、自己採点結果投票等を見ても、ブログをご覧の32点以下だった受験生の方もいらっしゃると思います。
中には多年受験の結果、今年も不本意な結果を迎えてしまったり、「あと1点」で不合格になってしまった方もいるかもしれません。
私は合格報告をしてくださった多くの受験生のみな様とは違って、3度目の正直でようやく運よく合格できた身です。
2回の不合格を味わっていることで、あと数点で落ちる辛さ、歯がゆさ、無力感、孤独感、絶望感、自己卑下の感情が痛いほど伝わってきます。
7年前には、漢検準1級をあと1点で落ちた悪夢も経験しています。
合格した人間を素直に喜びたいけれども、そんな気持ちの余裕がない自分を感じているかもしれません。
かつての私もそうでした。
まさか、受ける前に、絶対に独学でも受かるだろうと、たかをくくっていた自分が、完全にプライドが瓦解した瞬間です。
それも、初回合格している自分より年下の学生を脇目に、2年連続で落ち続けました。
あの時のショックと屈辱感と言ったら、言葉に表しようがありません。
おかげで、合格発表後1週間の記憶が消し去られています。
漢検準1級不合格結果をネットで目の当たりにした次の瞬間には、過呼吸のような発作が起きて、病院に駆け込んだくらいです。
不合格を体験されたみな様も、今すぐには次の受験のことは考えられないかもしれません。
でも、それでいいんです。
またやる気が湧いてきたら、その悔しさを跳ね返したい気概になったら、受ければいいんです。
毎年一回チャンスがあるのですから。
今年合格された受験生様の中で、7度目の挑戦で合格を果たされた吉報を頂戴しました。
合格したい気持ちさえあって、諦めずに挑戦し続ければ、遅かれ早かれ必ず結果が出るのがこの試験の特長でもあります。
みな様はゼロからスタートではありません。
もし、涙ができるくらいの悔しさが残っていたとしたら、宅建かけるその情熱が、再起のための鍵となるでしょう。
これまでの学習歴と、その悔しさをバネにすれば、次回は最大限の力を発揮できるはず。
多年受験の末、合格を果たした私だからこそ言えますが、「あの経験は無駄ではなかった」と振り返れる日がやってきます。
来年の合格の喜びを書き込みしているのは、みな様かもしれません。
PS:宅建合格発表を終えたことで、いったんこのブログの使命は果たしました。
従来は、夏期限定の海の家のように、このブログも合格発表日を持って、休止しようと考えていましたが、登録実務講習や、再受験者のために、まだ役に立てそうな情報を発信していくつもりです。