賃貸不動産経営管理士と宅建士受験の不安を解消する方法

平成23年度宅建試験、平成27年度賃貸不動産経営管理士試験に合格したTAKA氏が試験後に生じるマークミスの不安や、合格ラインを巡るネット情報に翻弄されてしまう不安定な心を和らげるための心理的サポートブログです。

社会福祉士合格点と宅建試験の共通点について

以前、このブログでも紹介しましたが、私は宅建とレベルを比較されることが多い、社会福祉士国家資格のブログも運営しています。


この試験は、宅建の出題範囲にある、民法成年後見制度、相隣関係、日照権使用者責任、詐欺行為、瑕疵担保責任、相続法、親族法等)が共通していて、宅建合格後に受験した私にとっては、なじみやすいカリキュラムでもありました。


宅建試験と同じように、近年難化していること、合格ラインが受験生の出来によって上下する相対評価です。


社会福祉士試験は全19科目あって、1科目でも0点を出してしまうと、総計で合格点を超えていても、不合格になってしまう足切りが存在します。


私のブログをご覧いただいている受験生や、これまでの合格者の声の中でも、


・3回目にしてやっと受かった。
・去年は7割超え(合格ラインは約6割)したけど、0点科目があって落ちた。
・何度受けても受からない。もう8回くらい受けている。



と、人それぞれの生声を耳にします。


社会福祉士試験は、宅建と同じように、必ずしも学歴が有利だとは言えません。


例えば、私立大学最難関校の一つである、早稲田大学平成23年度試験結果は、


受験者数75人に対して、合格者数は36人です。合格率は48.0%です。


この社会福祉士を受験されている方の動機の中では、「就職・転職のため」という職に関する理由が大多数を占めていますが、実際に合格を果たされている方に共通しているのは、「絶対に自分が合格すると信じて受験した」ことです。

高校時代の偏差値が40でも、これまで勉強らしい勉強をしていない人間でも、この資格を取って自分を向上させたいという思いから、合格を果たされています。


そして、合格ラインギリギリで合格されている方を、私はたくさん知っています。

昨年度の合格点は150点中81点でしたが、81~85点の範囲で合格された方がかなりいました。


私の知っている合格者の中では、3度目の挑戦で、合格点ジャストで受かっている女性もいらっしゃいました。


その方は、福祉業界に携わっていて、この資格を取って、自分を見下した会社のお局を見返したいという思いを原動力に、諦めずに3年越しの合格を成し遂げることができました。


本人は奇跡の合格だと振り返っていましたが、私から見れば、それだけ努力を重ねてきた彼女だからこそ、合格という結果も必然だと素直に思えました。


今年宅建受験を終えて、合格発表を一日千秋の思いで待ち続けているみな様も、宅建に費やした時間と情熱はかなりのものだったと察します。


そして合格の先の将来設計も、しっかりと描かれていることでしょう。


1点に泣き、1点に笑うのは、社会福祉士も、宅建も、その他の試験も共通しています。



平成21年度から試験改正に伴い、受験科目が増加して、難化傾向にある社会福祉士試験の合格ラインは、81~84点という低水準にとどまっています。

84点だった平成21年度は、不適切問題(没問)が2問生じたため、実質的には82点となっています。


宅建試験が社会福祉士試験と同じ流れになるわけではないですが、みな様のその努力が報われるよう、難化に見合ったボーダーになるよう切に望みます。