賃貸不動産経営管理士と宅建士受験の不安を解消する方法

平成23年度宅建試験、平成27年度賃貸不動産経営管理士試験に合格したTAKA氏が試験後に生じるマークミスの不安や、合格ラインを巡るネット情報に翻弄されてしまう不安定な心を和らげるための心理的サポートブログです。

社会福祉士試験から見る、試験終了後の流れ

合格ラインボーダー予想にまつわる憶測や煽りは、他資格の受験終了後にも見られます。

私が宅建試験の三ヶ月後に受験した「社会福祉士国家試験」がそうでした。

この試験は、19科目から構成されて、150点満点中、6割程度の合計点を得点すること、かつ、各科目で最低1点(1問)以上取ることで、合格できます。

150点中90点取れれば合格水準なわけですが、宅建と同じく平成21年から試験改正されましたが、90点以下でも合格できるラインが設定されています。

社会福祉士試験は、宅建と同じように、受験生の出来具合よって合格水準からボーダーが前後する試験です。

出題数が多いことと(全150問)、試験問題の質によって、宅建試験よりも、割問や不適切問題(没問)が毎年のように問題視される特徴があります。


試験が終わった後、Twittermixi某巨大掲示板等では、宅建試験終了後の流れと同じように、割問、不適切問題の是非、ボーダー予想論が激しく展開されます。

社会福祉士試験の場合、各資格学校毎のボーダー予想というものはほとんどないのですが、講師個人が全体の難易度から見て推定点を立てています。

実際の合格点より高めに発表している年が多いので、ボーダー予想の範囲内に位置する受験生にとっては、合格発表までの約45日間は、底知れぬ不安がつきまといます。


社会福祉士は全体で合格水準の6割を超えていても、1科目でも0点があれば、足切りとなり、不合格なので、割問、不適切問題の有無は死活問題なわけです。

宅建と同じように合格発表までが実に長いので、ネット上に相次ぐ心無い煽りや噂をまともに受けてしまうと、心が折れそうになってしまいます。

私は宅建試験の反省から、マークミスの不安だけは残さないように、留意していたのですが、今回は違う不安が残りました。

マークシートの余白に、鉛筆で、薄く解いていない問題の数字を書いておいたのを、すっかり消し忘れてしまったかもしれない凡ミスの可能性が残ったのです。

蓋を開けて見れば、杞憂だったのですが、合格発表までは、見えない不安がどうしても残ってしまったのです。

社会福祉士試験は、合格発表後に採点結果を開示請求できます。

私は自己採点通りかどうかを確認するために、取り寄せました。

結果は、自己採点通りでした。

全150問分のマークがありましたが、一つも自己採点、転記ミスはありませんでした。

私の経験から、マークミスや自己採点ミスを気にする人間ほど、実際は大丈夫であることの方が多いように感じます。

そして、難化していると言われている回は、やはり合格ラインが低めである可能性が高いです。

昨年度の社会福祉士試験も、「難しかった」という感想が相次いで聞こえました。


結果は、150点中81点という低水準でした。


それでも合格率は、平成6年以来低い回となりました。

それだけ受験生全体の出来が悪かったのでしょう。

あれだけ問題視されていた不適切問題は一切ありませんでした。

ああだこうだ議論が生まれても、試験というものは、合格発表その瞬間まで真実は分からないことです。

社会福祉士試験の例は参考程度にしかならないかもしれませんが、難化確実の今回の宅建試験結果が、1点でもラインがさがるよう願います。


祈!合格!
願!32or33点!