TACと大原の合格ライン予想と講評を受けて
10月30日、TACと大原が合格ライン予想と講評を発表しました。
◆ 大原
試験の難易度は、去年よりもやや難し目と評しています。
35点±1⇒35点を合格ライン上としています。
36点を「合格の可能性が高い」としています。
◆ TAC
中間発表⇒平均点35.25点 人数466です。※10月30日
↓
最終発表⇒平均点35.16点(↓) 人数525(↑)です。※11月6日発表
35点が一番多くて、次いで、36、34という順になっています。
※定期的に再集計されるため、登録者数が増えるにつれ、精度の高い分析データが提供されるそうです。
~不安でたまらない33点、34点(中には35点得点者も含む)の受験生へ~
ここに来て発表された、大手資格学校大原とTACの講評・合格ライン予想を見ると、共通している「35点」という数字が、重くのしかかってくることでしょう。
某大型掲示板を垣間見たところ、不合格確定、葬式スレッド等が目に入ってきました。
見てしまった方は、絶望感に押し潰されそうな気分に陥るかもしれません。
ツイッター、SNSコミュニティを見ていても、
胃潰瘍になりそう。
ヤケ酒に走ってる。
不安で不安でネットサーフィンを繰り返している。
仕事が手につかない。
夜も眠れない。
このように、精神的不安を抱えながら、なんとか日々を過ごしている方が多く見られます。
私もみなさんと同じ境遇でした。
私も去年の今頃、不安のどん底にいました。
毎夜、眠れずに、新しい情報を暗中模索しながら、心を鎮めようとしていました。
心の中では、
「あと1点さえ取れていれば、あんな凡ミスさえしなければ、こんなに不安になることはなかったのに」
と、堂々巡りを繰り返していました。
私自身は初回受験で受かったわけではなくて、リベンジ組だったので、もう不合格は味わいたくない、今回で合格したい気持ちでいっぱいでした。
もしかしたら、こんな言葉を耳にすることがあるかもしれません。
終わったんだし、女々しくて、そんなちっぽけなことを引きずってないで、気持ちを切り替えなよ!
言ってることは理屈では分かるのです。
でも、当事者でないと、この不安な気持ちは共感・理解できないものなのですよね。
当ブログのアクセス数が試験前は50程度だったのが、試験終了後になって毎日3000を超えている事実からしても、いかに不安で、新しい情報を渇望されている受験生が多いかを物語っています。
私には、みなさんの不安定な気持ちがよくわかります。
3年も宅建受験を重ねてきた上に、ボーダージャストで受かった多年受験経験者ですから。
どうか、TACや大原の35点という数字だけを見て、合否を判断しないでください。問5(40も)の行方も残っています。
某大手掲示板やツイッター、SNSコミュニティでの試験後の風潮は、今年だけものではなくて、毎年続いているのです。
あなただけではなくて、みんな不安なのです。
不安な状態では、視野が狭くなってしまいがちです。
予想はあくまで予想なわけですが、それでも多くの学校や講師達は、33や34点を合格圏内に入れています。
11月1日に発表されたLEC成績診断結果第二弾の結果から、過去の傾向をもとに、今年のボーダーを推定するならば、35点はボーダー安定ラインであります。
11月6日に発表されたTAC成績診断最終結果を見ると、中間発表時よりも平均点がダウンしています。得点分布をみると、35点が一番多いです。
11月7日に発表された宅建情報ネットの自己採点集計結果を見ると、平均点が30点という低水準が出ました。総合資格学院の職員から、「ボーダー33点」との電話確認をされた、読者様の情報提供も寄せられています。
11月15日、ユーキャンの自己採点集計結果を見ると、平均点が29.77点(サンプル数3170人)だったそうです。過去4年間の傾向を見ると、平均点+3~4なので、今年も踏襲するならば、33点も合格圏内です。
11月19日に発表の宅建ゼミナール最終ボーダー予想は、34問又は33問(34問正解50%、33問正解50%、問5を「3」単独前提)となりました。
合格発表までまだ一か月以上ありますが、私はみなさん一人一人の味方です。
一緒に合格発表日まで過ごしましょう。