賃貸不動産経営管理士と宅建士受験の不安を解消する方法

平成23年度宅建試験、平成27年度賃貸不動産経営管理士試験に合格したTAKA氏が試験後に生じるマークミスの不安や、合格ラインを巡るネット情報に翻弄されてしまう不安定な心を和らげるための心理的サポートブログです。

平成24年宅建合格ボーダー・推定点予想まとめ【更新有り】

11月15日  19時00分 成績診断結果、ボーダー予想を加筆・修正しました
11月16日 20時30分 宅建学院DVD通信講座の総評公開を反映しました
11月19日 20時50分 梶原塾のボーダー予想のデータ説明文を修正しました。宅建ゼミナールの最終ボーダー予想を修正しました
                    



宅建受験を終えられたみなさん、お疲れ様でございました。
模範解答と照らし合わせた自己採点結果はいかがでしょうか。

ネットから見た受験生の声や、各資格学校の見解をまとめると、昨年度より難化したのは間違いないようですね。

多くの受験生を苦しませる、権利関係(民法)は、難問が複数見られたようで、
得点源の宅建業法分野は、正答率が低い個数問題や組合せ問題が多数出題されたようですね。

2年連続で7割超えの36点だったので、試験サイドは、今年はボーダーを下げたいねらいがあったのでしょうか。

■ 平成24年宅建試験合格ライン、ボーダー予想のまとめ


10月23日現在、各資格学校のボーダー予想では、34±135±1という予想が肩を並べているようですね。


最低が33点、最高が36点というような幅でした。


代表的な各資格学校と、講師個人のボーダー予想を載せておくと、

総合資格学院        33点前後(昨年を下回る可能性が高い)→33点※11月7日、読者様が電話にて確認

日建学院                       34点±1
TAC                          34点±1
宅建ゼミナール                34点±1⇒
34点又は33点(34問正解50%、33問正解50%)問5を「3」単独前提  ※11月19日、最終ボーダー予想を発表(下方修正)
DAI-X                             34点±1
駿台法律経済専門学校    34点±1


大原                   35点±1
LEC             35点±1 
※後日修正の可能性有り
日本ビジネス法学院  35点±1
レンチャー                  35点±1
住宅新報社                35点±1


◆平成18~21年まで、連続的中させた一点予想で有名な大栄教育システムは、ズバリ33点を予想しています。※問5の正解を3とした場合
◆週刊住宅新聞社は、35点以下を予想しています。

講師個人予想については、

日建学院みやざき講師 33(15%)or34(80%) 点※合格率を例年並み、問5の正解を3とした場合
LEC水野講師       33or34点(32点までありうる)※10月29日PMの時点、受験生データを分析して、後日修正の可能性あり
梶原塾田中講師     35or36点 ※梶原塾の塾生のデータや独自に入手した他校のデータによると、昨年と同等もしくは1点前後プラス 11月19日修正
南部孝幸講師       34点前後(どちらかと言うと、33点は微妙) ※個数・組み合わせ問題に対応が出来ていれば去年より3点も下がるようには思えないとのこと。
氷見敏明講師       35点(36点もありうる) ※10月26日AM、合格推定点発表
保坂つとむ講師      33or34点
高橋克典講師
       34点⇒33点「問5を4とした上で」(色々な資料を参照された上でのライン予想だそうです)※11月1日現在
幸白講師          34±1点
宅建合格WebCD講座担当神宮講師 35点前後 
※11月1日追加


となっているようです。


平成23年度は、前後予想を掲げたLEC、日本ビジネス法学院を除く上記学校陣は、的中していました。

去年のLECのように、後ほど上方修正するようなケースも考えられるので、今年も資格学校がボーダー修正をする可能性も残されています。宅建ゼミナールは11月5日(月)に下方修正しました

■ 脅威のボーダー的中率「不動産法律セミナー」について


毎月20日に発売される、東京法経学院の「不動産法律セミナー」という雑誌をご存知でしょうか。

大型書店等に並べられているので、地方の本屋では入手できないかもしれませんが、11月20日(火)発売予定の12月号に、平成24年宅建試験のボーダー予想が書かれていると思われます。

この不動産法律セミナーの特筆すべき点は、その的中率です。

調べたところ、過去6年間で1回しか外したことがない精度の高さです。

※外れたのは平成21年度で、しかも結果は予想よりも下だった、つまり外れたものの嬉しい結果でした。

平成23年度は、「36点前後」という予想で、見事に的中しました。

11月20日までかなり先が長いですが、不動産法律セミナーが発売される頃には、ネット上のボーダー議論は落ち着いている頃だと思われます。

■ 過去10年分の合格率・合格点(合格ライン)一覧

平成23年 16.1% 36点(没問1問あり)
平成22年 15.2% 36点
平成21年 17.9% 33点
平成20年 16.2% 33点
平成19年 17.3% 35点
平成18年 17.1% 34点(2肢正解あり問題が1問)
平成17年  17.3% 33点
平成16年 15.9% 32点
平成15年 15.3% 35点
平成14年 17.3% 36点

平均        16.6% 34点


■ 総評・講評と、今後合格ライン予想を発表する学校情報まとめ 
※10月29日追加

● 総評・講評

1.
松村保誠講師
2.メダリストクラブ宅建講師 芳賀沼講師
3.美人?講師
4.幸白講師
4.
宅建学院 ※11月16日発表 全体的にみると、昨年より難度は高かったと言える。
5.
日建学院
6.TOP宅建学院 
7.
DAI-X
8.総合資格学院
9.大原
10.拓明館

● 成績診断・解答データ分析結果発表

TAC 11月6日(火)最終結果発表済み 526名、平均35.16点
LEC 第1弾(速報版):10月26日(金)発表済み 第1弾サンプル数1698名、平均33.9点
第2弾:11月1日(木)発表済み 
第2弾サンプル数2362名、平均33.2点
宅建情報ネット 11月7日(水)発表済み 平成24年:一般受験生1094人 平均点30点、一般&登録講習1267人 平均点30.4点
ユーキャン:11月15日(水)発表済み 
平成24年:平均点29.77点 サンプル数3170名
大原 10月30日(火)合格ライン予想を発表済み 
宅建ゼミナール 11月19日(月)最終ボーダー予想発表済み 


■ 割問と疑義(不適切)問題について

●問5の割問について

10月24日現在、問5の解答が、「3」と「4」で、割れているようです。現時点では、3としている模範解答の方が多いようで、4としているのは、大原、TAC、駿台法律経済専門学校のようです。

※みやざき講師は、条文・判例を根拠に、「3」単独が正解濃厚と解釈しています。詳しくはこちら

仮に、3と4の両方正解だった場合は、大半の受験生の得点がアップするため、ボーダーが1点上昇することが濃厚です。※平成18年の問49は、3と4の両方正解でした(合格率17.1%合格点34)。

10月31日現在、高橋克典講師は、問5を「4」としていて、このような見解を示しています。

梶原塾田中講師は、このような見解を示しています。


●問35の疑義について

住宅新報社楽学宅建』著者で有名な
氷見敏明


● ボーダー予想発表

氏が、当初問35のイを不適切として、問35は、没問の解答なと指摘していましたが、24日午前付けのツイートで、「肢3に落ち着きそうです」という見解に変えました。

A社は、最高29万4千円(この場合はC社は受け取れないが)から1円の範囲であれば受け取れます。少なくとも14万7千円を上限として受け取る権利はありません。話し合いで決まります(10月23日のツイートより引用)。
                    ↓

問5の正解は、肢3に落ち着きそうです。建て替えするしかない重大欠陥住宅は、引渡と同時に滅失・既存扱いであり、「工作物が重大瑕疵によって滅失し、又は損傷したときは、注文者は、その滅失又は損傷の時から一年以内に、損害賠償請求権等を行使しなければならない」と解釈できます。
(10月24日AMのツイートより引用)


問35の指摘については、更新があり次第、随時取り上げます。

●問40の疑義について

問40
の個数問題の正答数について、某巨大掲示板YAHOO!知恵袋等では、「2」ではないかという議論が交わされているようです。※10月24日現在、学校別の解答割れはないようです。アウエが正しくて「3」としています。詳しくはこちらの講師の見解を参考にしてください。

※10月26日現在、宅建迷物講師が、問40を「2」という見解を出しています。根拠等の詳細については、こちらをご覧ください。

問40の見解について、高橋克典講師はこのように述べています。
梶原塾田中講師は、このような見解を示しています。


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平成23年の合格点が36点になったのも、まさかの没問の登場による合格率調整の影響と言われているので、それさえなければ、実質35点だったと思われます。

ちなみに、平成23年の問42も、文章表記による解釈の違いと深読みから生じた割問として、3と4で分かれて、ネット上では合格発表の最後まで物議を醸していました(十中八九の学校は3を模範解答に。結果は3で、割問とはなりませんでした)。

その回よりも難しかった今年度は、33点でも可能性はゼロではないと思われます。

平成21年に、大方の資格学校が上方予想していたのにも関わらず、まさかの33点だった例もあります。

去年の例のように、合格発表日1週間前になって、誰もが論点にも挙げず、予想していなかった没問発表の例もあるので、蓋を開けてみないと分かりません。

現時点で、ボーダー前後の方は、気持ちが落ち着かずに、悶々とした日々がしばらく続くかもしれませんが、良くも悪くもこれこそが宅建受験の醍醐味でもあります。


割問の有無などによって、合否が分かれるので、現時点で自己採点33点以上の方に加えて、32点、31点の方も、逆転合格の可能性が残されています。

拙ブログでは、合格発表日までの約45日間を、共に乗り越えていけるようなメンタルサポートに特化していきます。

最新情報が分かり次第、加筆・修正します。